ドンペリ風呂に入って死にたい

躁鬱I型アラサー腐女子の役満日記

Tokyo city 恐ろしい子やでえ

午後、Nと突貫デートを決行した。カフェで勉強をし、公園を散策し、お寺に行き、ショッピングをし、温泉に浸かり、夜のアクアラインをドライブするというハードスケジュールである。
ところで私は毎週土曜の午前をボランティアに捧げることにしている。何ということはない、ただのエゴイズムの塊だ。
自己肯定感、承認欲求が十二分に満たされた後のデートであるから、夢のようだった。仕事をしていないというコンプレックスが根幹にある以上、このようなことでしか己を満たすことができないのだけれども。

月並みな表現しかできないが、夜の東京湾は綺麗だった。都内に越してきて3年目、東京のことはいつも東蝦夷(アズマエビス)と呼んで嫌悪してきたし、親の仇みたいに思っていた時期もある。その東京がそれほど悪い場所ではないのかもしれない、そう思えたのはNと出会ってからだ。
Nも地方出身なのに、出張も多いのに、彼は一体どうやって東京を好きになっていったのだろう。頑張って探せば、魚料理のお店もちゃんとある東京、東北の日本酒が飲みやすい東京、様々な樹木で彩られた東京、夜景が綺麗な東京…。
私には分からなかった。Nが教えてくれた。Nについて知れば知るほど、私は彼がどういう人間なのか分からなくなる。Nは深い。深いから、掘り下げるのが楽しい。パンドラの箱をぱかぱか開けていく気分。これというのも、惚れた欲目なのかしら。


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